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【幸手・加須・久喜・宮代・杉戸】エアコンが効かない本当の理由|室外機・窓・屋根・ベランダ、場所別に原因と対策を解説

  • 執筆者の写真: 店長 弘
    店長 弘
  • 7月20日
  • 読了時間: 4分
リンクツリー店長
リンクツリー店長 牧  弘

「エアコンをつけているのに、なんか暑い」


設定温度は下げている。風も出ている。それなのに部屋が涼しくならない。

その原因、エアコン本体ではないことがほとんどです。家のどこから熱が入ってきているか、場所別に仕組みと対策を解説します。


■ まず知っておきたいこと|家が暑くなる熱の種類


家に入ってくる熱には、大きく3種類あります。


ひとつ目は「対流熱」。窓を開けたときに入ってくる熱い空気です。これはエアコンで比較的対処しやすい熱です。


ふたつ目は「伝導熱」。壁や屋根が太陽で温められ、その熱が室内側に伝わってくるものです。


みっつ目は「輻射熱(ふくしゃねつ)」。太陽の光が直接、窓ガラスや外壁を通じて体に伝わる熱です。これがもっとも厄介で、エアコンで空気を冷やしても体感的に暑さを感じる原因のほとんどはこれです。


この3種類を踏まえた上で、場所別に見ていきます。

■ 室外機|エアコンの効きを左右する、意外な盲点


エアコンの仕組みを簡単に説明すると、室内機が部屋の熱を吸い取り、室外機がその熱を外に放出する、という流れです。

つまり室外機は「熱を捨てる装置」です。

ここで問題になるのが、室外機自体が直射日光に当たっていたり、周囲の温度が高かったりするケースです。室外機が熱くなればなるほど、熱を外に捨てる効率が落ちます。結果的にエアコン全体の効率が下がり、電気代が上がるのに部屋は涼しくならない、という状態になります。

【比較】室外機の効率改善イラスト。左は黒いカバーで熱がこもるNG例、右は10cm以上空けた屋根で効率アップのOK例。

対策としては、室外機の上部や側面に日よけ・サンシェードを設置して直射日光を避けることが有効です。このとき、前面(風が出る方向)は絶対にふさがないことが鉄則です。熱風の出口をふさぐと逆効果になります。

また、室外機の周辺に物が置いてあると風の循環が悪くなります。前後左右に最低でも30cm程度のスペースを確保しておくことが理想です。

■ 窓|家に入ってくる熱の約7割は窓から


夏の暑さの原因として、もっとも大きな割合を占めるのが窓です。

窓から入ってくる熱の正体は、先ほど説明した「輻射熱」です。太陽の光(赤外線)はガラスをほぼ通り抜けて、直接床・壁・人体に当たります。エアコンで空気をいくら冷やしても、この輻射熱は空気を冷やすだけでは消えません。窓際に行くと「ジリジリする」感覚があるのはこのためです。

手軽な対策はすだれやシェードを窓の外側に設置することです。ポイントは「外側で止める」こと。カーテンは室内側にあるため、熱がガラスを通り抜けてからシャットアウトする形になり、効果は大幅に下がります。

遮熱フィルムをガラスに貼る方法も有効です。紫外線と赤外線をある程度カットでき、窓の外側に何も取り付けたくない場合の選択肢になります。

窓の熱比較図。左は従来の窓、右は内窓設置後。サーモグラフィーで熱の逃げ具合を示し、内窓はより断熱性が高い。


より根本的な対策としては、ガラス自体の性能を変えることです。Low-E(低放射)ガラスは表面に特殊な金属膜があり、太陽の赤外線を反射する機能を持っています。内窓として追加設置する方法が一般的で、工事の大がかりさも比較的少なく済みます。

■ 屋根・天井|2階が暑い家に多い原因


暗い屋根裏部屋。円形の窓から光が差し込み、床には散らかった本や雑貨が見える。静かで古びた雰囲気。

2階の部屋が特に暑いという場合、屋根に蓄積した熱が原因であることが多いです。

屋根材(スレートや金属板など)は日中、太陽に熱せられてかなりの高温になります。その熱が屋根裏を通じて天井から室内に放射され続けます。夕方にエアコンをつけても、なかなか涼しくならないのはこのためです。屋根が熱を蓄えているので、日が落ちてからも室内に熱が入り続けます。


手軽にできる対策は、屋根裏の換気を確認することです。屋根裏に熱い空気が溜まっていると、天井からの放熱が続きます。換気口が物でふさがれていないか確認してみてください。

天井の断熱が薄い家の場合、屋根裏に断熱材を追加する工事が抜本的な対策になります。

■ ベランダ・外構|照り返しが体感温度を上げる


コンクリートやタイル張りのベランダ・駐車場は、日中に太陽光を吸収して高温になります。そこからの照り返し(輻射熱)が窓や外壁を温め、結果的に室内の温度を上げる原因になります。

ベランダにすのこや人工芝を敷くと、床面の照り返しをやわらげる効果があります。

打ち水は即効性のある方法です。水が蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」の仕組みを使います。効果が出やすいのは朝早い時間か日が傾いてからで、日中の直射日光が強い時間帯はすぐ蒸発してしまい効果が薄くなります。

グリーンカーテン(ゴーヤ・アサガオなど)は、西日・南日の日差しをやわらげながら気化熱の効果も期待できる、費用のかからない対策です。

■ まとめ|暑さ対策は「熱の入口」を減らすことが基本


エアコンの設定温度を下げることは、あくまで室内に入ってきた熱への後処理です。根本は、熱が入ってくる量を減らすことにあります。

場所ごとに原因が異なるので、まず「どこから熱が入ってきているか」を確認することが最初のステップです。

室外機まわりの日よけ、窓へのすだれやシェード、ベランダへの打ち水。今日からできることも多いので、気になる場所から試してみてください。


 
 
 

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